文庫中央鍼灸整骨院の後藤です。
いつも見て頂いてありがとうございます。
今日はお灸のお話をさせていただきます。
文庫中央鍼灸整骨院では『はり』とともに『お灸』を良く使用いたしますので、院内は年中もぐさの煙が漂っています。
よく患者さんに次のような質問をされます
『この匂いは煙草ですか?身体に悪くはないのですか?』
『学生がいるのに可哀そう』など、色々と質問やご意見を頂きます。
確かに、タバコの煙のような印象を受けます。
以前初めてご来院された方が、この煙の臭いをかいで「誰かタバコを吸っている方がいらっしゃるんですか?」と言われたことがありました。 (スタッフ誰もすいません)
お灸の原料となるもぐさは、乾燥させたヨモギの葉の裏側にある線毛を集めて精製し取得したものです。
もぐさには精油成分が含まれており、その50%はシネオール、その他ツヨン、ボルネオール、セスキテルペンが含まれております。
これらはタバコのニコチンやタールとは異なり発ガン性物質は含まれておりません。
したがって、お灸の煙を吸っても大丈夫です。ご安心ください。
ヨモギの葉は、艾葉(がいよう)という生薬としても知られ、昔から自然治癒力や免疫力を高める作用があると言われております。
食べたり、漢方薬として服用する、お風呂に入れるなど病気予防や健康増進のために使われてきました。
お灸治療では温熱効果に加え、ヨモギの有効成分を体内に取り込むことで、より一層の効果が期待できると考えられています。
また、最近の研究ではもぐさ燃焼時の香りが、自律神経の副交感神経を亢進させる→身体をリラックスさせる 効果があるという研究結果がありました。
みなさんお灸の匂いをかぐと、「落ち着く」とか「眠くなる」とよく言われるのはこのような作用があったためなのです。
しかし、煙でご迷惑をおかけすることがあります。
お灸の匂いで治療効果を高める効果がある為、ご迷惑をおかけしますがご了承ください!